店主:シン

当院は、おなかの整体を重要視しております。日々、おなかを整体しているとおなかには色々な表情があることに気付かされます。

「お腹が張る」「ぽっこりお腹」「膨満感」など、日常的に感じる不快感は多くの人が経験します。単なる食べ過ぎだけではなく、身体の内部で複雑なメカニズムが絡み合っていることが多いです。生理学的・東洋医学的な視点から、お腹の張りの原因と仕組みを解説します。

お腹が張る生理学的メカニズム

施術画像

腸内ガスの蓄積

お腹の張りの最も一般的な原因は、腸内ガスです。ガスは以下の経路で発生します。

  • 腸内細菌の発酵

食物繊維や糖質が大腸で発酵する際、水素・二酸化炭素・メタンなどのガスが発生します。

例:豆類、キャベツ、玉ねぎなど。

  • 空気嚥下(エアスワロー)

食事中に空気を飲み込むことでガスが増加。

例:早食い、炭酸飲料、ガム。

  • 消化不良による発酵

胃や小腸で消化されず大腸に届いた食物は、腸内細菌によって発酵しガスを生じます。

例:乳糖不耐症、小麦過敏。

腸管の蠕動異常

腸の動きが低下すると、ガスや便が腸内に滞りやすくなります。

  • 蠕動低下 → 腸内停滞 → 張り感
  • 蠕動過剰 → 下痢や腹部痛を伴う場合もあり

腸の動きの異常は、ストレスや睡眠不足、運動不足でも引き起こされます。

腸脳相関による感覚過敏

腸と脳は自律神経を通じて密接に連携しており、わずかなガスでも強い張りを感じることがあります。

  • 過敏性腸症候群では特に顕著です。
  • 小腸や大腸内の圧力変化を敏感に感じ取ることで「お腹が張っている」と認識されます。

便秘や水分停滞

便秘や水分代謝の乱れもお腹の張りに直結します。

• 大腸に便やガスが滞る → 腸壁が拡張 → 腹部膨満感

• 水分の偏りや運動不足 → 腸内環境の停滞を加速

腹壁や横隔膜の筋肉緊張

  • 腹筋や横隔膜の緊張が高いと、少量のガスでも腹部が圧迫され、張りを強く感じます。
  • 姿勢不良やストレスによる腹筋のこわばりが原因になることもあります。

東洋医学的視点からみたお腹の張り

冷え性についてのイメージ画像

東洋医学では、お腹の張りは**「気・血・水の滞り」臓腑の働きの失調**として解釈します。

  • 脾胃の気滞

消化吸収機能が低下 → 食べ物が滞る → ガスや水分が溜まる

症状:張り、食欲低下、腹部の重さ

  • 肝気鬱滞

ストレスや感情の滞りが原因で「気」が停滞

症状:ガスの停滞、腹部の張り、便通異常

  • 水滞

水分代謝が悪化 → 腸内や腹部に水分が滞る

症状:むくみ、重だるさ、張り

東洋医学では単に腸の機能だけでなく、全身の気・血・水のバランスを調整することで、張りを緩めるアプローチを行います。

整体アプローチ

施術風景画像

お腹の張りは、腸内ガスや便秘、消化不良など様々な原因で起こります。整体では、直接腸を触ることはできませんが、腸の動きを助ける環境づくりや身体のバランス調整を通じて改善が期待できます。

腹部への整体

• 当院独自のおなかへの整体アプローチ

• 腸管の血流を流し、蠕動運動を促進

自律神経を整えて腸の働きを回復

• 腸の蠕動は自律神経(副交感神経)が活発な時に促進されます

• 整体で姿勢・骨格を整えると、迷走神経の働きが改善され、腸の動きが活性化

全身の血流・リンパの流れを改善

• 腹部や骨盤周囲の血流が悪いと、腸の代謝や水分の循環も滞ります

• 背中や腰、骨盤周囲の筋・筋膜を調整 → 血流・リンパの流れ改善し、腸内ガスや水分の停滞を軽減

東洋医学的なアプローチとの融合

• 整体では、西洋的な骨格・筋肉の調整と同時に、東洋医学的に言う「気・血・水の巡り」を意識

• お腹の張りは「気滞・血滞・水滞」が原因とされるため、それらに対応した経絡やツボ刺激など用います。

日常生活で整体と組み合わせると効果的

太極拳画像

• 腹部のセルフマッサージ(お伝えします)

• 軽い全身運動(ウォーキング)

• 蒸しタオル療法

• セルフお灸、など

日常生活で意識するポイント

早食いを避ける:空気を飲み込むことでガスが増える

炭酸飲料やガムの摂取を控える:ガスの蓄積を抑える

食物繊維をバランスよく摂取:発酵を促しすぎないように注意

軽い運動や散歩:腸の蠕動を自然に促進

まとめ

お腹が張る原因は単一ではなく、「ガスの蓄積 × 腸の蠕動異常 × 感覚過敏 × 水分・便の停滞」が組み合わさることで生じます。

東洋医学的には、これに加えて気・血・水の滞りや臓腑の働きの失調も影響します。日常生活の工夫や腸内環境の改善、セルフケアを取り入れることで、張りの症状は大幅に軽減可能です。

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当院の特徴

料金について

※初回検査料金1000円(別途必要)
◉ スタンダード:6000円
「いま」抱えているお悩みに対して対応する施術。
肩こり・腰痛・頭痛・生理痛・膝痛・眼精疲労、
股関節痛・産後の骨盤矯正/整体など慢性症状など。

◉ 全身調整:8000円
全身を細部まで整えます。
姿勢・骨盤矯正と自律神経の調整のほか、
肩こり・腰痛・頭痛・生理痛・膝痛・眼精疲労、
股関節痛・産後の骨盤矯正&整体など慢性症状が対象。

◉カラダメンテ:10000円
とにかく疲れている方や多岐に渡る症状でお悩みの方、
体操指導希望の方、定期的に通えない方に向けてのカラダメンテナンス。

コースの詳しい説明はこちら⬇︎
》》各コース・料金の説明

院長プロフィール

院長の画像

名前: 新 良一(シン リョウイチ)
生年月日:1980年12月17日生まれ
家族: 妻と娘と息子の4人暮らし。
趣味:プロレス・コメディ・パントマイム・ウクレレ・読書
治療家歴:15年以上

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ライフスタイルに合わせた整体

ひとりひとり環境は違います。生活背景や癖、性格や姿勢などすべて違います。ひとりひとりのライフスタイルに合わせた整体。痛みもなく「良い加減」を心がけた施術を行います。

滞り(体液)を良くして快適な身体へ

滞ることにより様々な症状として表現されます。その滞りを当院のアプローチにより快適に流れる状態へ。皆様の暮らしの小さな支えとなれるようにサポートします。

心身一如とカラダメンテ

心と身体は常に調和している。心が疲弊すれば、身体も疲弊します。逆もまた然り…心と身体の両方のケアを心がけます。どちらが欠如してもいけません。両方が伴って初めて好循環に向かいます。

心と身体は放っておくと必ず疲弊します。髪の毛や肌のお手入れなどと同じです。日々のケアが大切となります。身体のメンテナンスで通われている方も多いです。自分の心と身体に向き合う意識を高めます。

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骨盤矯正・姿勢不良・自律神経の乱れを中心に様々な症状に対応(肩こり・腰痛・慢性症状・産後の骨盤矯正・産後の整体・頭痛・不眠・耳鳴り・冷え性・生理痛・めまい・更年期症状・パニック症状・不安神経症・ストレスによる諸症状)などの状態を、鍼灸の国家資格保持者が整体します。あなたの暮らしの小さな支えとなれるように全力で向き合って一緒に整えていきましょう。

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