「痛み」は身体の異常や異変を知らせてくれる重要なサインです。いわゆる、あなた自身を守るための警告システムです。痛みのメカニズムはとても複雑で、様々な要素が考えられます。ここでは痛みのメカニズムについて私がわかる範囲で説明します。

痛みのメカニズム

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痛みの基本的なメカニズム

侵害刺激の発生:切り傷、火傷、打撲などの物理的な刺激、炎症による化学的な刺激、熱刺激など、組織に何かしらの損傷を与えられる事により、刺激(侵害刺激)が発生します。身体に存在する「侵害受容器」と呼ばれる身体のセンサーが、刺激を感知します。侵害受容器は発痛物質や発痛を放出します。

侵害受容器で感知された刺激は電気信号に変換され脊髄へ送られます。脊髄に到達した痛み信号は、脊髄を通り、脳へと送られます。脳がその情報を受け取り、「痛み」として認識されます。身体は五感を使って情報(刺激)をキャッチしています。こういった作用を通して身体の「つながり」を感じられます。

痛みの分類

院内の写真

痛みには、大きく分けて3つのタイプがあります。

一般的な痛み

怪我や炎症など、身体の組織が傷ついた時に感じる痛みです。一般的に経験する「普通の痛み」です。 転んで擦りむいた時の痛み、やけどの痛み、 歯医者さんでの虫歯の痛み、風邪を引いた時の喉の痛み。日常でよく体感しますよね。原因が消失すれば痛みが引くのも特徴です。

神経が原因の痛み

 神経そのものが傷ついたり、異常を起こしたりする事で発生する痛みです。神経が誤作動を起こして、痛みの信号を出し続けているような状態です。たとえば、帯状疱疹の後に残る「ピリピリ」する痛み、 糖尿病で足に感じる「しびれるような」痛み、坐骨神経痛のように足の指先まで「電気が走るような」痛み。原因が治っても痛みが残ったり、触られただけでも激しく痛んだりする事もあります。

脳の誤作動による痛み

身体に傷や神経の異常がないのに、脳が痛みを強く感じてしまう痛みです。脳の「痛みのブレーキ」がうまく働かなかったり、「痛みのアクセル」が踏みっぱなしになっていたりするような状態です。たとえば、 線維筋痛症、慢性的な腰痛や頭痛などが考えられます。検査をしても異常が見つからないことが多いですが、本人は実際に強い痛みを感じています。ストレスや不安が痛みを悪化させる事もあります。精神的なストレスや不安、抑うつなどが痛みを悪化させる可能性も考えられます。

その他の痛みの種類 

 心因性疼痛:痛みの原因が身体的なものではなく、ストレスや不安などの精神的・心理的な問題で起きる痛みは脳が痛みを学習してしまい(トラウマも含む)、痛みが慢性化することもあります。

店主:シン

痛みは単に「痛い」だけでなく、様々な原因とメカニズムで起こります。痛みの種類によって治療法も変わってくるので、もし我慢できないような痛みがある場合は、まずはお医者さんに相談して下さい。

痛みの抑制メカニズム

院内の本の画像

身体には痛みを伝えるメカニズムだけでなく、当然痛みを抑えるメカニズムも備わっています。痛みのブレーキです。専門的には下行性疼痛抑制と呼ばれ、脳から脊髄に働くシステムです。このシステムは、内因性オピオイドやセロトニン、ノルアドレナリンなどの神経伝達物質を介して、脳へ伝わる痛みの信号を抑制させます。

慢性疼痛では、痛みの伝達系と抑制系のバランスが崩れることが多く、持続したり増幅されたりする要因となります。痛みのメカニズムを理解することは、身体を考えるうえで非常に重要です。痛みは、身体が「違和感だよ」「おかしいよ」と教えてくれる大切なサイン。サインは自分を守るための仕組みです。

痛みが伝わる基本的な流れ

院内の置物

痛みは、次のようなフローで脳に伝わります。

怪我をしたり、炎症が起こるとその部位から「痛みの物質」が出ます。次にセンサーがその情報をキャッチします。身体には隅々までセンサー(侵害受容器)が備わっています。センサーはキャッチした痛み情報を電気の信号に変えます。次に、身体の神経を通って背骨の中にある脊髄まで届けられます。 脊髄に届いた信号は、さらに脳に向かって進みます。脳がその信号を受け取って、「痛い」を認識します。

  まとめ

痛みは、私達にとって不調や異変を伝えてくれるサインです。日々こういったサインに気づいてあげる意識が、身体の実力を磨く事につながります。誰も守ってはくれませんし気づいてはくれません。自分の身体から発せられるサインに気づいて対策できるのはあなただけです。

痛みのメカニズムは非常に複雑で難解で、私レベルではまだまだわからない事だらけですが、今後も痛みについて研究しながら、それと共にこのページもアップデートしていきます。

当院の特徴

料金について

※初回検査料金1000円(別途必要)
◉ 整体スタンダード:6000yen
今現在、抱えているお悩みに対して対応する施術。
肩こり・腰痛・頭痛・生理痛・膝痛・眼精疲労、
股関節痛・産後の骨盤矯正&整体など慢性症状が対象。

◉ ぜんしんの整体:8000yen
時間をかけて全身を細部まで整えます。
姿勢・骨盤矯正と自律神経の調整を融合させた施術。

◉カラダメンテコース:12000yaen
とにかく疲れている方や多岐に渡る症状でお悩みの方、
定期的に通えない方に向けてのカラダメンテナンスコース。

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》》各コース・料金の説明

院長プロフィール

院長の画像

名前: 新 良一(シン リョウイチ)
生年月日:1980年12月17日生まれ
家族: 妻と娘と息子の4人暮らし。
趣味:プロレス・コメディ・パントマイム・ウクレレ・読書
治療家歴:15年以上

詳しいプロフィール⬇︎
》》シンのプロフィール

ライフスタイルに合わせた整体

ひとりひとり環境は違います。
生活背景や癖、性格や姿勢などすべて違います。
ひとりひとりのライフスタイルに合わせた整体。
痛みもなく「良い加減」を心がけた施術を行います。

滞り(体液)を良くして快適な身体へ

滞ることにより様々な症状として表現されます。
その滞りを当院のアプローチにより快適に流れる状態へ。
皆様の暮らしの小さな支えとなれるようにサポートします。

心身一如とカラダメンテ

心と身体は常に調和している。
心が疲弊すれば、身体も疲弊します。
逆もまた然り…心と身体の両方のケアを心がけます。
どちらが欠如してもいけません。
両方が伴って初めて好循環に向かいます。

心と身体は放っておくと必ず疲弊します。
髪の毛や肌のお手入れなどと同じです。
何より日々のケアが大切となります。
身体のメンテナンスで通われている方も多いです。
自分の心と身体に向き合う意識を高めます。

クライアントの声

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骨盤矯正・姿勢不良・自律神経の乱れを中心に様々な症状に対応(肩こり・腰痛・慢性症状・産後の骨盤矯正・産後の整体・頭痛・不眠・耳鳴り・冷え性・生理痛・めまい・更年期症状・パニック症状・不安神経症・ストレスによる諸症状)などの状態を、鍼灸の国家資格保持者が整体します。あなたの暮らしの小さな支えとなれるように全力で向き合って一緒に整えていきましょう。

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