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おなかは、全体の状態を表すとも言われています。
東洋医学では「腹診」という診察法があるぐらい重要視されている。

おなかのことって考えたことありますか?
普通の感覚でイメージしてみると
おなかが張っている、おなかがピーピー、おなかが気持ち悪い
おなかが重い、おなかがゆるゆる、おなかが・・・、おなかが・・・など。
色々な言葉で表現できると思うし、言葉にした経験があると思います。

僕が学んだ鍼灸術で打鍼法という施術があります。
はるか昔、江戸期以前に御園意斎という方が考案した鍼灸術で、
その際に夢分流腹診術というものを使います。これが本当にムズカシイ。
なんでもそうですが、技術を磨くというのは終わりなき修行。
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※このように東洋医学では「五臓」の考えを元に反応をみます。詳しくは後日(笑)
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※おなかから全身、ということは、全身からおなか、ということも考えられます。

理想のおなかはどんなの?ってなりますよね。
それは「赤ちゃんのおなか」のような感じが理想といわれている。
力強い張りがあり、柔らかさがあり、フワッと丸身のある状態。
エネルギーに満ち溢れたおなか、とも言える。これが理想のおなか。
生命力が溢れるおなかってのは、大人になるにつれかけ離れていくな・・・。

現代人は様々なストレス下の環境で生活しているので、自律神経である交感神経が異常に緊張している人が多い。おなかが硬くなる理由は精神的因子、姿勢の崩れ、内臓の不調、原因は様々。
おなかに触るれてみるとカチカチなんです。カッチカチ、そして敏感。
もしくはその反対、おなかに力のない感じがする方もいます。
それらはカラダが発する何かしらのサインであり、不調を訴えている証拠。

おなかの緊張を見る、観る、触る、ってことはとても大切です。
もちろん、これは自分でもチェックできるし、体感として感じることもできます。
ほれ、優しく触ってみてください。硬い部分や全体の張り感、
なんとなく気持ちいい部分など、感じるでしょ? ありますでしょ?
おなかの中心にあるのが交感神経がかたまっている太陽神経叢。
硬くなったおなかは太陽神経叢に過剰に刺激を与えることで
交感神経が働き過ぎ、カラダにとっての『悪』となります。
たとえば、夜眠れない、内臓の不調、背中の緊張などにもにも繋がっていく。

少し視点を変えて東洋的観点でいきます。
腹診の際に感じることは、皮膚が冷えている、温かい、ざらざらしている、
局所が汗ばんでいる、力がある、ない、滞りがある、詰まっている、
おなかとしての全体の表現、反応をみていきます。※これは『虚実』の反応を診ていくということになります。
そして、それらの情報が図で示した、どの部分にあたるのか、又は何を意味しているのか、
全体のおなかの状態を視野に入れて、観察していきます。そのおなかの状態を回復させるために、
打鍼法や経穴(ツボ)を使って施術していきます。

おなかの緊張をとる、緩める、力の漲るおなかにする、これはとても大切なこと。
おなかって言うのは、不思議で、面白い場所。健康的なおなかを目指すべき。
おなかの図にある〈五臓〉の作用については、超絶長くなるので、また別の機会に!


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