彼と繋がりのある人がどこかでこのブログを読んでくれることを願う。こういうゴーチもいたよ。ってね。

大切な友人が旅立った。あまりに急だったので今も心にポッカリ穴があいている。実感なんてない、たださみしい。急すぎるだろ。僕とは同い年で、同じ志で、感性がドンピシャに合う人間。そんなヒトってこれからどれぐらい出会えるんだろうか。僕の心の支えになっている友人のひとり。

僕の悩みやしょうもない話をいつも嬉しそうに聞いてくれては元気をくれる。頻繁に会うわけでも連絡するわけでもないけれど、会えば嘘みたいに語り合える。メールで連絡すりゃ長文のやり取り。ある日、『しんちゃん(僕)とは、なぜか合うんだよなぁ』なんてことを言ってくれたっけ。2人の合言葉はLife is Comedy。憧れは共に道化師。対する想いも似た感じ。

10年前パントマイム教室で出会ってから、すぐに意気投合して朝まで語り明かした。彼は凄まじい人生を歩んでいて、当時20代半ばを呑気に生きてた僕には衝撃だった。なのに、どうしてこんなにも柔らかいオーラを出せるのか・・・その時は不思議だったけれど、だからこそ本物の優しさを知っていたんだろう。クラウン養成講座にも誘ってくれて、今の僕の根幹となるものは彼の存在が大きく関わっている。

ゴーチはアーティストとして陶芸作家という道を選び、自分の中にある葛藤や愛、苦しみや繋がりを絵や陶芸を通して表現していた。それは彼が求めていたものかもしれないし、そうじゃないかもしれない。僕は治療家という道を選び、これからも歩んでいく。2人の道は違えど、道化師ソウルで行こうぜ!って鼓舞しあっていた。いつも笑顔で肯定してくれていたことを思い出すと、涙が出てくる。

 

最近、どうしてんのかなと頭を過り、近々会いに行けたらなぁ・・・なんて考えていた。そんな矢先に彼の死を知ることになる。亡くなる一か月前に連絡を取りあったばかり。心の整理はできていないし、別にこれからもするつもりはない。正直引きずる。どうしようもなくなった時の心の拠り所だったから。

ゴーチ。
このまま変わらず『Life is comedy』でいくで。
いつもの笑顔で見ててくれ。いつだって応援してくれてありがとう。愛を込めて。

※色々な方の写真を拝借しました。ありがとう。